キャットサークル。
それは別名『NNN』と呼ばれる秘密組織。
その監視能力と情報収集能力は想像を超えるものがあり
ここでその詳細を少し説明していこうと。。。
ピンポーン。。。
「こんな夜中にだれだろう。。。?」
ということでコレのお話です。
キャットホイール
通称『回し車』
ハムスターなんかがよく回してるあれです。
ウチのねこたちがガンガン回してたらうれしいなーと思って。。。
とりあえず作ってみよう!
『マタズメンナシカイコイツ。。。』
きょうのお題目
タイトル:キャットサークル。
さあ、まわるよまわるよねこがまわる。
そんな光景を思い浮かべて作っていきます。
工程1:材料カット。
今回はOSBボードを使います。厚みは9㎜。
これをトリマーを使って丸く切り抜きます。
ここでひとつ、一度に深く掘りすぎない。
トリマーは高速回転している凶器です。
跳ねます!
この金属のステーがあるからそこまで激しい挙動はないかもしれませんが
危険を伴う作業ということは覚えておいてください。
3㎜くらいずつ刃を出して三周させてくりぬきました。
わっかは反対側の枠です。
工程2:表面処理&床カット。
OSBなのでそもそもとげとげですが
カット断面、手触りを滑らかにするために
やはりサンダーをかけます。
次に床板をカットしました。
ここはベニヤを使ったほうのがおそらく簡単だったんですが
YUCHIはベニヤが嫌いなんです。
なんとなく安っぽい仕上がりになるのが好きじゃなくて。。。
てことでサークルの床になる部分は樽のようにOSBを均等に切り出して
トリマーで溝をほってはめこむことにしました。
これがその部材です。
この時の軽い気持ちがなかなか大変な作業へと発展しました。
工程3:組み立て。
なんとなくできるだろうで考えてました。
もちろん図面なんて書いてない。
床板一枚を12×19.5㎝でカットしたので
12㎝でミゾ掘ればいいじゃん。
でやってみたんです。
最後は板の幅を合わせればいけるでしょ。
まあ、何とかなりました。
次。
反対側です。
二回目なのでそりゃ慣れますよ。
よーしばっちり。
いざ合わせようとすると。。。
あわんがや。
そりゃそうだよね。
OSBとか野地板の端材って9~10㎜くらいで厚みなんてマチマチ。
トリマーは9㎜のストレートビットで掘ったもの。
スカスカだったりハンマーでたたかないと入らなかったり。
それを両側からビスで止める。
9㎜なのでセンターが4.5㎜。
材がそってるとすぐにビスが飛び出す。
わかります?この後悔。
SPF材なら1.8㎜、
ちょっといい杉板ならそりが少ない。
それを端材とすぐに突き抜けるOSBでフリーハンドで始めた人。
いいですか皆さん。
図面と材料の選択は重要です。
まあ、遠目で見たらなんとなくね。
そこ、すきまとかいわない!
工程4:ホイール部分。
さあ、ここまでの作業でかなり心が折れている。
しかも想像以上に重い。
対して木工DIYerあるある、金属部品によわい。
こんなね、あきらかにダメっぽいじゃないですか。
アクリル板にロウぬって滑りをよくしてスペーサーを作り、
ベアリングが偏らないようベースの両側に取り付ける。
とりあえず手で何とか回るねってくらいには動くようになりましたが。。。
このあたりでうすうすは感づいてましたよ。
でもね、
失敗を経験に生かすためにはやりきる!。
(失敗しないと原因がわからないから経験じゃなくて無駄になるんです)
てことで二階へGO‼
工程5:設置。
ここにつけます。
取り付けるのも一苦労。
それでも。。。
設置完了!
ほら、キャットサークルです。
完成 :今日のにゃんこたち???
さあ、ものすごく苦労したニューアイテム。
思う存分まわしたまえ!
へんなのふえた。
無視。
ナニコレ?
食べられる?
これじゃま。
やっと利用者が。。。
おい。
この後もしばらく様子を見てましたがそもそも誰もここに乗らない。
回る回らないの問題じゃなくて。。。
興味ない?
数日後ひっそりと撤去されました。
今回の経験から得たものは。。。
『ねこに何かを強いるものは好まれない』
多分次はもう作らねーなこれ。