ブース番号:K-5
タイトル:ハンドメイドの「境界線」ってどこにある?その③
前回は機械導入による「効率化と手作業のあいだのジレンマ」を考えました。
今回はその先にある作家の在り方を考えてみます。

スライド丸のこや気泡除去機など新しい道具が増えるたび、作業は驚くほど正確でスムーズになります。当然ですけどそれを使うことによって今まで苦労してきた作業が正確かつすばやくなっていくんです。でもよく考えてみると、どんなに高価な機械を導入しても、何を作るかを決めて、素材を選び、仕上げていくのは結局のところ自分自身の手なんだよね。
機械はあくまでイメージを形にするための道具。だからこれも結局ハンドメイドってことになると思うんです。
■作家として生計を立てる
ここにきていよいよ直面することがあります。
それがこの「作家として生計を立てる」という現実。
趣味であれば好きな時に好きなだけ時間をかけて作っていればそれでいいんです。
でもこれが個人事業主として生計を立てていく手段となった場合には安定した収入源の確保が必要。
一つの作品に何十時間もかけて作りたいものを作る。
それを否定しないけど売れなければただの趣味。
そうなると、活動を維持するための効率を重視した「商品」と作家としての「作品」の両方を作るということが必要になってきます。

■ハンドメイド作家は全てハンドメイド作家であるべきか
最終的にここに落ち着く気がします。作家としての活動はすべてが手作業のハンドメイドであるべきなのか。ハンドメイドの境界線って手法がアナログかデジタルかとか手作業か機械化かとかではなく、「それで対価を得る」というプロ意識なのかもしれないですね。

次回でまとめます。
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